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高木体制2季目始動 J3の頂へ決意新たに

1月11日、今季の練習初日は1時間超の全体ミーティングから始まった。昨年8月に就任し、2季目を迎える高木監督は、J3のリーグレベルが向上していることに触れ、「J3史上最も厳しい1年が待っている」と選手たちに伝えた。そんな熾烈なJ3を勝ち抜くため、「日頃の練習で過ごした時間、長野のエンブレムを着けて練習した時間が相手への優位になるように日々の練習に目を向けよう」と訴えた。
 練習初日は積雪のためボールを使った練習は中止。3000メートル走など走り込み中心のメニューとなり、今治から加入したDF冨田は「雪が積もってボールが使えないというのはプロになって初めて。タフな初日だった」と話すなどイレギュラーなスタートとなった。2日目はミニゲームなどでボールを使った実践的な練習を行ったが、その後は悪天候で思い通りの練習ができない日もあり、選手からは「早くボールを蹴りたい」という声も。選手たちは今後のキャンプで鬱憤を晴らし、悲願のJ2昇格を目指すシーズンに向けて調整を進めていく。
 今季は16人が新しく加入した。全36選手のうち半分ほどが新加入となるが、鳥取でともに戦ったDF石井やGK田尻、今治時代の冨田やMF安藤など、かつて高木監督を師事した選手たちが多く加入した。それぞれ口をそろえるのは「理己さん(高木監督)のもとでもう一度戦いたい」という思いだ。
安藤は「去年監督が途中で辞めることになって、自分がもっと活躍していれば違ったかもしれない」と責任を感じたという。そんな中で再び高木監督のもとでプレーするチャンスをつかみ、「理己さんの考えるさらに先を目指したい」と強い気持ちを見せる。
 昨季は2度の首位浮上など上位で戦う時期もあったものの、クラブワーストとなる9試合連続未勝利など勢いを持続できず、最終的には14位に終わった。「相手よりも1本多くシュートを打つ。そういうチームをつくっていきたい」とチームづくりを思い描く指揮官のもと、チームは1月19日から静岡県御殿場市で1次キャンプに入り、大阪での2次キャンプ、再び御殿場に戻っての3次キャンプを経て、FC大阪との開幕戦に挑む。
 13日に長野市内で開いた今季の新体制発表会では、雪の中、約750人のサポーターが集まった。今季で5季目を迎えるMF三田は「笑ってシーズンを終えましょう」と力強く呼びかけた。J3で11年目を迎える今季こそ、サポーターが待ち望む結果をつかみとる。