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【松本山雅FC】天皇杯3回戦進出

 サッカーの第101回天皇杯(全日本選手権)で、松本山雅FCが3回戦にコマを進めた。初戦の2回戦は6月9日にサンプロ アルウィンで行われ、FC琉球に1−0で勝利。普段のリーグ戦では出場機会の少ないメンバーが躍動し、結果を出した。
 山雅はリーグ戦前節からスタメンを8人入れ替え、フレッシュな面々で臨んだ。対する琉球もフィールドプレーヤー10人を総入れ替えした。
 序盤からペースをつかんだのは山雅だった。開始1分から村越凱光がシュートを放ち、それで得たCKから戸島章がヘッド。アグレッシブに相手ゴールを目指す姿勢を全面に押し出した。
 試合が動いたのは後半だった。52分、米原秀亮から左サイドの田中パウロ淳一にボールが渡ると、絶妙なグラウンダーのクロスを供給。これに右サイドの村越が詰め、ネットを揺らした。
 山雅はなおも攻勢。最終盤こそ冷や汗をかかされたが、GK村山智彦のビッグセーブや素早い飛び出しで難を逃れた。
 3回戦はJ1のガンバ大阪が相手。8月18日にパナソニックスタジアム吹田で行われる。リーグ戦では苦戦が続いて監督交代となったが、新たに就任した名波浩体制のもとで反転攻勢を期す。





<撮影/齋藤哲也>