世界を目指して！家族とともに努力する小学5年生
「将来は海外メジャーで勝って、家族に恩返しをしたい」と頼もしい表情で語るのは、小学5年生の中村輔くん。ゴルフが趣味の祖父に伴って、よくゴルフ場を訪れていたそう。「僕もおじいちゃんみたいにプレーしたい」と、小学2年生の冬から本格的に始めた。ゴルフの魅力を「自然に囲まれた中で、誰にも頼らず自分の力でプレーできるところ」と話す。
できなかったことは成し遂げるまで諦めない負けず嫌いな性格で、めきめきと頭角を現している。10月に行われた県知事杯では、祖父がキャディを務めスコア79と好成績を収めた。「おじいちゃんと一緒にベストスコアを出せたことがうれしかった」と満面の笑みで話す。
週1回の頻度で山田清志コーチのスクールに通い、土日はゴルフ場でパターやアプローチの練習、家では毎日スイングバットでの素振りを欠かさない。そんな輔くんに「教えてはいないけれど、挨拶や感謝の気持ちを伝えることなど、人としてのマナーや礼儀がゴルフを通して自然に身についている。そんな息子を偉いと思うし、応援していきたい」と優しい眼差しを送る父。
目標は松山英樹選手と山下美夢有選手。松山選手の精神力の強さや山下選手のコンパクトなスイングを目指している。「夢は世界で注目される選手になること。でも今は、来年5月に行われる県ジュニアの大会で70を切って優勝し、全国大会にいきたい」と力強く語ってくれた。家族思いの小学5年生は世界を目指し、家族とともに日々努力を続けている。
中村 輔(なかむら たすく)
小学5年生：11歳
生年月日：2011年7月17日
在住：松本市
