期待の星

【北原 妃陽さん:ダンス】上達への意欲と日々の努力で プロダンサーの夢へと突き進む

ストリートダンスカンパニー舞遊人に在籍し、プロダンサーを目指す北原妃陽さん。3歳からダンスを始め、小学1年生の時に出場した2019年度全国こどもチャレンジカップ長野県大会では、リトル ヒップホップ部門で優勝を果たすほどの実力を持つ。
 ダンスを始めたきっかけは、買い物に出掛けた時、店のBGMに合わせて踊る姿を見た両親がダンススクールを勧めてくれたことだという。「通常3、4歳くらいだと自由に体を動かすことはできても、振りを覚えて踊るというのはなかなか難しい。でも妃陽さんは最初からそれができていました」と話すのは、スクールの代表を務める飯森英夫(IMU)講師。
 週3回のレッスンのほかに、自宅の窓を鏡がわりにして自主練習に励んだり、講師の先生と一緒に踊った動画をSNSにアップしたりと意欲的に取り組んでいる。その努力が実を結び、昨年の5月にはヒップホップダンスの上級クラスに昇級。中高生がメインの上級クラスで、妃陽さんは最年少。「上手な先輩たちを見て悔しいと感じることもあるけれど、家で自分のダンス動画を見た時にかっこいいと思えるところがあると、とても嬉しいです。柔軟や筋力、持久力といった基礎も大事にしながら、先生からのアドバイスを意識して、もっと上手になりたい」と、ダンスへの想いを語る。
 「将来の夢は、プロダンサーになること」と意気込む妃陽さん。振り付けの覚える早さや表現力という強みを活かし、目標に向かって一直線に進んでいく。

北原 妃陽(きたはら ひなた)
小学5年生:11歳
生年月日:2012年9月21日
所属:ストリートダンスカンパニー舞遊人

取材・撮影/児玉さつき