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【信州ブレイブウォリアーズ】今季最後のホーム戦を勝利で飾り、B1昇格チーム最多勝利数記録を更新!

 5月5日(水)、 ことぶきアリーナ千曲にてB.LEAGUE(1部)信州ブレイブウォリアーズVS三遠ネオフェニックスの試合が行われた。新型コロナウイルスの影響により4月14日以降6試合が中止になり、3週間ぶりに再開した試合はホーム最終節ということもあり1,436人のブースターが駆けつけた。過去に対戦した際は2試合とも接戦だった為、会場は期待と興奮に包まれる。

 1Qは三ツ井の先制から山本、ホーキンソン、井上、西山の3ポイントが決まり21-14で終える。続く2Qでは、フェニックスの激しい攻撃で点差を詰められると、さらにブザービーターを決められ逆転を許してしまう。しかし後半が始まると西山を中心に立て直し、流れは信州へ。フェニックスのディフェンスのプレッシャーにも耐え、信州の井上がブザービーターで3ポイントを決めると勝負は最終クォーターへ。

 迎えた4Q、強いアタックとドライブから信州は良いペースを掴むが、どちらも得点を譲らず一進一退の接戦となる。粘り強いプレーを見せるフェニックスだったが、ラストは信州の井上が3ポイントを決め80-75とホームで見事勝利を飾った。通算成績は20勝32敗、西地区7位。

 また、試合後にはセレモニーが行われコーチ、選手、スタッフがそれぞれに挨拶。ブースターへ感謝の気持ちを伝えると、会場からは温かい拍手が送られた。

 会見で勝久HCは「初のB1で試合を重ねるごとにプレッシャーやクオリティにも慣れ、個人だけではなくチームとして成長した姿を次に繋げたい。怪我の心配もあったが、全力を尽くせた。コロナ禍でも最後まで戦い、勝ち切ることのできた選手たちを誇りに思いたい」とコメント。

 年間MVPに選ばれた西山は「活動停止期間や人数制限に不安はあったが、全員で取り組み各々のやるべきことができ最後まで集中して勝ち切れた。今季一緒に戦ったチームメイト、応援してくれたサポーターなど周りの方々に感謝し、より良いプレーを見せていきたい」と話した。

 続く井上は「チームが苦しいとき、若い選手たちによい影響を与えるのが自分の役割だと考えている。自分たちがやるべきことをしっかりやれば十分勝負になると分かってはいたが、なかなか勝てない試合が続いたこともあった。我慢や苦しい経験がチームにとっては大きな成長になった」と振り返る。

 最後に三ツ井は「今シーズンの締めくくりとして自分たちのバスケをし、勝ち切ることができて良かった。準備が短い中ではあったがイメージを崩さず、コンディションは落とさないようトレーニングし続けてきた。B1昇格最多勝利数を更新できたことは素直に嬉しいが、さらに勝ち切れる強いチームになりたい」と意気込みを見せた。

 夢の舞台B1でアツく戦う彼らの活躍と、日々成長する姿に今後も目が離せない。