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【信州ブレイブウォリアーズU15】「エンジョイバスケ」で目指す飛躍と成長

バスケットボールB1リーグ・信州ブレイブウォリアーズの育成組織U-15が結成10年目を迎え、活動の輪を広げている。9月、ハワイ出身のギルバート・トング氏がヘッドコーチ(HC)に就任し、「子どもたちにバスケを心から楽しんでもらいたい」とenjoyをテーマに指導。U15ジャパンクラブバスケットボールゲーム大会には県代表として出場を決めた。

 メンバーは小学4年生から中学3年生まで合計24人。年齢は幅広いがチームの雰囲気はとても良く、「とにかく仲が良い、よく盛り上がる」と中学3年生の清水晏司主将。自身はジュニアウィンターカップで優秀選手にも選ばれたチームの中心的存在。練習中の声掛けも欠かさず、明るいチームの雰囲気を作り出している。
 それぞれ学校での活動があるため常にチーム全員が集まっての練習は難しい。それでも、「できれば毎週末に実戦ゲームを入れたい」と話すギルバートHC。フレンドリーに選手とコミュニケーションを取りながらも、「コートに入れば100%の力を発揮できるように」と、普段の練習から全力で選手たちと向き合う姿勢だ。


 常に上を見続けるチームの姿勢は、マッチメイクにも生かされている。年上の高校生との練習試合も定期的に行っていて、清水主将が最も印象に残った試合として挙げた明科高との練習試合は、「前から積極的に当たっていけた」。第4クオーター(Q)残り1分で10点差をひっくり返して勝利した。負けた試合は当然悔しさが残るが、「勝った試合でも修正点を見つけ出して改善する」という向上心あふれる姿勢がチーム全体をけん引している。
 今季のチームの目標は、1月に行われる全国大会・U15ジャパンクラブバスケットボールゲームの制覇。「バスケを通して大好きな長野県を盛り上げていきたい」と話すギルバートHCと池内侑里アシスタントコーチ(AC)は、選手個人の将来のことも見据えた指導に取り組む。「Let’s play basketball with us!(一緒にバスケやろう!)」。熱くそう語るギルバートHCの眼差しは、眩しく輝いていた。

【清水 晏司 主将】

【ギルバート・トング HC】

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