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【東京都市大学塩尻高等学校 女子バレー部】絶対日本一になる!全員攻撃のシンクロバレーで全国の強豪に挑む

 春高バレーにかける想いを「必ず日本一になる。“なりたい”ではなく、絶対に1番を取るんだと自分たちの力を疑わずに戦ってほしい」こう表したのは女子バレー部顧問の今井一仁先生。「みんな高校生といえどもトップアスリートを目指して頑張っています。その為には普段の生活からどう過ごさないといけないのか、何を食べて体を作らなければいけないのか。そこを徹底して指導しています。ストイックにならなければ目指すところへは行けないんです」と力強く語った。

 部員たちも「今井先生は厳しいけれど、私たちが先生に負けていたら話にならないんです。バレーボールの選手として、人としてどうあるべきかしっかりと指導してもらえてありがたいと思っています」と話し、指導者の期待に応えようとする姿がひしひしと伝わってきた。

 部長の西原桃香さんは「私にとって春高バレーは今までの集大成。私たちは全国のチームに比べると、それほど身長が高くないんです。だからボール1本の精度をどれだけ高められるかが本当に大切になってきます」と練習の合間に自身の気持ちを明かしてくれた。

 1本目が入ったら全員で速攻攻撃に入る“シンクロバレー”がこのチームの強みだ。スピードとチームワークは必要不可欠なものとなる。「チーム全員仲が良くて、学年関係なく皆で頑張っています。ただ、コートの中では厳しく接する事も必要なので線引きはしっかりとしています。私たちは日本一になることに強いこだわりを持ってバレーをしてます。全国の強豪チームと戦うには、素早い攻撃という自分たちの持ち味をどれだけ出せるかが勝負だと思っています」部長という立場らしいしっかりとした意見。全国で戦う厳しさを既に感じ取っている。しかし「試合に勝つことも大切ですが、バレーボールは皆で繋ぐ競技。誰かが決めたら純粋に嬉しいし誰かが拾ったらまた嬉しい。そんなチームプレーの良さが詰まっているのでとても楽しいです」と高校生らしい笑顔もみせてくれた。

 長野県の高校女子バレー部で日本一になった例はいまだない。
シンクロバレーとチームメイトとの強い信頼関係、そして何よりも必ず日本一になるという一途な気持ちを持って、都市大塩尻高校女子バレー部は並みいる全国の強敵に挑んでいく。