期待の星

山本 凌己くん【陸上】

 

夢は人類史上最速のスプリンター越え!スポーツ万能の5年生

 

「ウサイン・ボルトのタイムを抜きたい」。少し照れながら語るのは、小学5年生の山本凌己くん。今年行われた長野県小学生陸上競技大会は5年男子100mで中信3位、県6位に入り、その先の東海大会でも6位に食い込んだ。この結果に凌己くんは「東海大会まで進めてうれしいけど、決勝のタイムが予選より落ちてしまったので悔しい」と話す。
現在は小学校の陸上クラブに所属するほか野球、水泳、サッカーなどさまざまなスポーツに汗を流している。「種目が変わると体の動かし方や筋肉の使い方が違うので、いろいろなスポーツを経験させたい」と父・仁さん。凌己くんは「陸上で走っている時や野球の試合が楽しい」といい、多くの競技に挑戦できることが楽しくて仕方ない様子だ。
周りからは、もともと運動神経が良くて何でも器用にこなすタイプに見られるそうだが、実は陰の努力家だ。何かうまくできないことがあれば、ひたすら自主トレーニングに励んで課題の克服に取り組むのだという。
仁さんは「この先何をやりたいかは本人が決める。上の目標を見つけて達成できるように頑張ってほしいです」と優しい眼差しを送る。常に全力で走り抜ける小学5年生の可能性は無限大。幅広いスポーツから刺激を受けた運動神経を武器に、人類未踏の夢に向かって日々努力を続けている。

山本 凌己(やまもと りょうき)
小学5年生:11歳
生年月日:2011年5月17日
在住:大町市