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【女子サッカーの笑顔発掘!】県内最古参! 安曇野グリーンヒル

 安曇野市営牧運動場で、県内では最も歴史があるという小学生女子サッカークラブ「安曇野グリーンヒル」の練習が始まった。「ここは結構虫が多いんですよね(笑)」と、クラブ創設者であり監督の岩倉隆志さんはおもむろに虫よけスプレーを吹きかけながら準備を進めていた。
 同クラブは1998年(平成10年)から続き、現在では小学生部門のサッカークラブとしては県内で最古参となっている。岩倉さんは当時、穂高北小学校の教員として勤務し、4年生男子のサッカーの指導にもあたっていたそうだ。そんな折、女子の中から「サッカーをやりたい」と声が上がった。「全部で10人くらいがやりたいと言っていましてね。だったらひとつチームがあってもいいんじゃないかと始めました」。その頃はまだ小学生も8人制ではなく11人制だったものの10人以上のメンバーが集まることになり、安曇野グリーンヒルはスタートした。
 現在では中学生までの年齢が所属しているが、姉妹で通う子たちもおり下は年長の子も練習に参加しているという。平日は火・木の午後6時30分~8時、土曜日は午前8時30分~11時までを練習時間として、20名弱の子どもたちサッカー技術の向上に取り組んでいる。
 岩倉さんは「2011年、なでしこがW杯初優勝を果たし女子サッカー人口が増えた時のように、これからももっとたくさんの女の子たちにサッカーを楽しんでほしい」と話す。同クラブも小中学生別のカテゴリーに分かれると人数が揃わないこともあり、他クラブと合同で試合に出場するなど工夫を凝らしながら更なる高みを目指している。


【左・キャプテン】 内川優菜さん(中学2年生)
サッカーは小学3年生から男子に混ざって始めました。ポジションは右サイドです。試合は他クラブと合同で出場していて、公式戦ではまだ決めたことがないゴールを、いつも狙っています!
【右・監督】 岩倉隆志さん
サッカーそのものの面白さを伝えていきたいと思っています。メンバーは随時募集中!OGの皆さんや、娘さんとサッカーをしたい、お父さんお母さんも歓迎です!私たちと楽しいサッカーをしましょう!

★問い合わせ
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<取材・撮影/生田和徳>