パラスポーツ

パラスポの魅力を発信!     ダウン症の子どもたちに運動の楽しさを! エンジョイビクス

ダウン症の子どもたちが親子で楽しく運動する教室「エンジョイビクス」が松本市内で開かれた。主催はNPO法人総合体操クラブWingで、運動を通じて触れ合いの喜び、仲間づくりの大切さなどを感じてもらおう――と、日本ダウン症協会長野松本支部「ひまわりの会」と連携し、3年前から始動した。


 エンジョイビクスは、Wingの西沢啓子代表が自身の運営する体操教室の経験を生かして「ダウン症の子どもも体操教室に参加できないか」と松本市市民活動サポートセンターに相談したことがきっかけ。現在は月に1回教室を開いており、ひまわりの会の会員であれば年齢問わず誰でも参加できる。
 自らインストラクターを務めている西沢代表。さらに2年前からは松本大学の矢野口仁先生(教職支援センター専門員)が教育学部の学生にも声をかけ、ボランティアとして参加している。


 当日は3組の家族が、タオルを使った体操やポンポンを振りながら曲に合わせて踊ったりと、会場には笑顔が広がった。内容は毎月替わり、フープやリボンを使った体操を行うこともあるという。
西沢代表は「できるだけ色々な動きをしたり、道具を使うことで運動が楽しいと思ってもらえたらうれしい。親子や友達と触れ合うこと、体を動かすことは気持ちが良くて楽しい。仲間がいるって心強い。そんな風に思ってもらえる時間を共有できる場所でありたい」と思いを巡らせていた。