期待の星

【百瀬瑛茉さん・堀内紬さん:空手】油断せず日々の努力を積み重ね 全国の強豪に立ち向かう!

空手を始めたのは百瀬瑛茉さんが3歳、堀内紬さんが4歳のとき。3年前に行われた第19回長野県小学生空手道選手権大会にともに小学1年生で出場し、百瀬さんは形、堀内さんは組手で優勝。昨年の同大会でも、百瀬さんは3年生女子の形で優勝し、堀内さんは組手で第3位に輝くなど好成績を残した。さらに10月の第18回北信越小中学生空手道選手権大会では、百瀬さんが小学3年生女子の形で優勝、堀内さんが組手で準優勝を果たし、函館で開催された日本生命杯 第3回全日本少年少女空手道選抜大会に長野県代表として出場。全国から集まった強者たちと対戦した。
 ともに有段者の証である黒帯を締め、凛とした表情で稽古に臨む。そんな2人に今後の目標を尋ねると、形を得意とする百瀬さんは「突きを受ける技など、相手の動きを想定しなければいけない技が難しい。そんな難しい技も自信を持って演武できるよう、日々の練習を大切にし、その成果を試合へと活かしたい」。一方、組手を得意とする堀内さんは「練習試合や遠征には積極的に参加し、自分の弱点を克服したい。そして、全国大会ではより強い選手とも対戦するが、その中でも勝ち進んでいきたい」と力を込める。
 2人の将来の目標は「オリンピック選手!」。ともに空手に励む仲間であると同時に、互いの力を高め合う良きライバルとして、目標へ向かって突き進む。

取材・撮影/児玉さつき