地域情報

内藤ロジテック【信州の子どもたちへ 企業の思い】

地域のスポーツを応援する内藤ロジテックの内藤さんに聞きました。


内藤ロジテック 代表取締役 内藤 学 様

——内藤ロジテックはどんな会社ですか?
 「物流現場の困ったを解決する」をモットーに、お客様では梱包できない製品を安全に梱包し、輸出するといった物流全般に関わる仕事を行っております。お預かりする製品は、機械部品など細かいものや、1トンを超える大型のものまでさまざまです。それらをサイズや特徴に合わせて梱包し、壊れたりキズがついたりしないように細心の注意を払って輸出しています。

——海外へ運ぶために環境保全の観点で気を配っていることはありますか?
 海外へは飛行機や船で運ぶため、強度のある梱包材を使う必要があります。その場合木材を使うことが多いのですが、「松くい虫」と呼ばれるマツノザイセンチュウなどが付着していると輸出先で増殖し、自然を壊してしまう可能性があります。そのため、梱包材を強化段ボールに置き換えたり、消毒した木材を使うことで、虫などが海外へ持ち込まれないように配慮しています。

——松本山雅FCと信州松本ダイナブラックスのスポンサーをされていますが、その理由は何ですか?
 理由は3つあります。1つ目は、自分も野球とバスケットボールの経験があり、単純にスポーツが好きだから。2つ目は、現役中だけでなく、選手の引退後も社会と選手をつなぐ架け橋となってセカンドキャリアを応援したいから。そして3つ目は、試合やイベントなどを通じてスポーツのかっこよさを伝えて松本市をもっと魅力ある街にすることで、子どもたちに地元をより好きになってもらいたいからです。

——本誌も「信州の子どもたちを応援する」という思いで発行しています。どんなところに共感していただけるのでしょうか?
 少年少女スポーツの「困った」を解決するため、少しでも力になりたいと思っています。私自身も野球をはじめとしたスポーツに育てられてきましたが、昨今は少子化の影響もあり、中学校の部活数の減少など、スポーツをしたい子どもたちの受け皿が減っています。そんな子どもたちに、気軽にスポーツを楽しめる場を提供したいという思いがあり、今シーズンはその第一歩として野球チーム「内藤梱包BC」を発足しました。ねらいは2つあって、1つ目は就職してからも野球を続けたい方々に活躍してもらうため、2つ目はそうした方々が先生となって、子どもたちと一緒に練習できる環境を整えるためです。地域の子どもたちが身近な場所で野球を楽しめるようなサポートができればと考えています。

——読者の皆さんにメッセージをお願いします。
 大学進学で県外へ出た若者たちに、ぜひ地元に戻って就職したいと思ってもらえるような、魅力ある長野県になることを願っています。そのために会社本来の業務はもちろんですが、野球チームの活動や、スポーツチームの応援を通して、少しでも地域に貢献できればと思います。


松本山雅FC、信州松本ダイナブラックス スポンサー

地元のスポーツチームを支え、選手のセカンドキャリアへのサポートや地域の活性化を目指す



地球環境に配慮した梱包作業

輸出先の環境保全にも気を配り、厳しい基準をクリアした梱包材を使用する


今年の春に発足した「内藤梱包BC」

社内外を問わず在籍でき、スポーツと仕事を両立したい人々を幅広く応援する