地域スポーツ

【島内白板ベアーズ】      野球でできた繋がりを大切に   大きくなってもプレーを楽しもう!

島内白板ベアーズは、松本市島内地区を中心に活動する小学生の硬式野球チームだ。リトルリーグ信越連盟松本リーグ・北に所属し、地域としては島内、田川、鎌田の各小学校が該当地域になる。現在は島内小の6年生3名、5年生4名、4年生2名、3年生と2年生が各1名の計11名(取材時)が野球の楽しさに触れている。練習は週末土日の2日間、朝8時から午後4時に平瀬運動公園のグラウンドや、自前の室内練習場等で行っている。

 人数は多くないものの積極的に大会にも出場し、2022年10月15日に安曇野市で開催された第21回市民タイムス杯争奪硬式野球安曇野リトルリーグ大会では優勝を果たしている。同大会は、安曇野地区のリトルリーグ3チームと、5チームの招待リーグ計8チームが参加し、島内白板ベアーズは熱戦を制した。安曇野穂高リーグと迎えた決勝ではベアーズが先制し、4回表に7点の大量点を獲得して9対2の快勝だった。試合内容について同チームを指揮する林部直明監督は、「気持ちが乗ると打線が良いチームです。エラーした場面でも落ち込まずに全員が気持ちを維持できたことが大きかった」と振り返る。


 同チームにはリトルリーグのチームでは珍しい専用の室内練習場がある。地元の地権者の好意で提供された土地に、何十年も前、恐らく当時の保護者が協力して建てたとされる。室内には手製の網が張り巡らされ、壁には現メンバーが新年に書き初めた目標が掲げられている。林部監督は「本当に地域の方々に支えられて活動できていると思います。試合後、ご挨拶に回った際にも、頑張ってるねと声をかけてもらえてありがたい」と、少年野球への理解に感謝を示した。チームを引っ張る海老原悠人主将(6年生)は「今のチームで1回でも多く勝ちたい」と意気込んでいる。

【海老原 悠人 主将】
ベアーズのメンバーは練習で指示を出しても聞かなかったり自由だったりすることもあるけど、そこは自分がしっかり声を出してまとめています。仲の良いチームなので、これからもたくさん試合に出て、みんなで楽しく野球をしたいです!

【林部 直明 監督】
ベアーズでは野球技術の向上だけでなく、挨拶・礼儀・礼節から何事にも諦めずにチャンレンジできる心の強さをもち、将来的に自立して社会生活を送れるよう指導しています。野球に興味があり、子どもに野球をやってみてほしい保護者の方は是非、見学・体験にお越し下さい。

■選手募集中!
TEL:080-2434-3353(高山)
お問い合わせはホームページから
HP:https://www.netto.jp/bears2019/

取材/生田和徳