期待の星

浅野 雫さん【陸上】

自分との闘い!ひたむきに努力する中学1年生

中学の陸上部に所属する浅野雫さん。小学4年生から学校の陸上クラブに入り、運動会では毎年リレー選手に選ばれるなど、もともと走るのが得意だったそうだ。
 6月に開催された中信地区中学校陸上競技大会に出場し、中学女子100mで優勝。その先の県大会でも8位と健闘した。この結果に雫さんは、「周りから『速いね!』と言ってもらえとてもうれしいけど、決勝で勝てなくて悔しい気持ちもあります」と話す。
 負けず嫌いな性格で、顧問から指摘されたフォームを改善することができない自分が悔しくて辛い時もあるとか。「今の課題は膝に負担がかかる走り方を直して、体をベストな状態にすることです」と真剣な表情を見せた。
陸上の楽しさを尋ねると、「タイムを縮めることが難しい中、自己ベストを更新できた時は最高にうれしい」と満面の笑み。さらに、指導を受ける部活動の顧問や励まし合える仲間の存在も大きいという。
 そんな雫さんにお母さんは、「持って生まれたものを生かして、行けるところまで行ってほしい。これからが楽しみです」と優しい眼差しで見守る。中学1年生の挑戦は始まったばかり。雫さんは自分自身の課題と向き合いながら、日々着実に成長している。

浅野 雫(あさの しずく)
中学1年生:13歳
生年月日:2009年4月9日
在住:大町市
所属:大町市立仁科台中学校陸上部