パラスポーツ

パラリンピック正式種目「ボッチャ」競技大会開催! パラ☆スポフェスティバル!

1月22日(日)、松本市総合体育館にて「パラ☆スポフェスティバル」(松本市主催)が開催された。このイベントは、年齢・性別・国籍・障がいの有無に関わらず、子どもから高齢者まで誰もが共にスポーツを楽しむ体験をし、障がいのある方への理解や社会参加を促進する目的で行われた。メインとなったのは、パラリンピック正式種目の「ボッチャ」。障がいがあってもプレイしやすく、チームスポーツとしての競技性も高いため、参加者全員が白熱した試合を展開した。
 ボッチャは、的となる「ジャックボール」という白いボールに、少し重さのある赤・青それぞれ6球のボールをいかに近づけるかを競う。相手のボールを弾いて自分たちに優位な位置取りをしたり、さらに的を弾いて移動させることもできるため、戦略が求められる。この日は16チーム・69名がエントリーし、4ブロックに分かれて試合を行った。参加者はボッチャのルール説明・解説を受け、準備体操をして各試合に臨んだ。最初はコントロールが上手くいかず、思いがけない方向へボールが飛んで行ったり、予想より転がらなかったりと、投球ごとに楽し気な声が増していった。
     
 会場ではこの他に健康チェックのコーナーや、フライングディスク競技の体験、車いすレーサーの試乗コーナーなども設けられ、試合の待ち時間に血管年齢測定や歩行姿勢の測定をする参加者も多くいた。また、ボッチャの試合に先立って開かれた開会式ではダンスチーム「スーパーボーイズ」のステージがあり、ラスト3曲目にはチームを結成するきっかけにもなった曲、嵐の「A・RA・SHI」を披露し会場を盛り上げた。保護者の三谷聖子さんは「嵐の曲が大好きでダンスをしていたメンバーで結成しました。上手く踊れない時もありますが、みんなとてもダンスを楽しんでいます」と笑顔を見せる。
 松本市のスポーツ推進課では、毎月1回程度、土曜日の午後にパラスポーツを体験する「パラ☆スポくらぶ」を開催している。パラスポーツは誰でも出来るようにルールや用具などが工夫されているため、障がいの有無に関わらず参加が可能だ。参加者は随時募集している。

【申し込み・問い合わせ】

松本市文化観光部 スポーツ推進課
松本市美須々5-1 総合体育館内
TEL 0263-45-9512
メール taiiku@city.matsumoto.lg.jp
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取材・撮影/生田和徳