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【VC長野トライデンツ】FACEー戸嵜 嵩大選手ー

V1リーグ開幕! 楽しい時も苦しい時もこのチームで

10月23日、24日に松本市総合体育館で、昨シーズンの王者ジェイテクトSTINGSとVC長野トライデンツの試合が行われた。
ホーム開幕戦の気持ちが入る初日を2ー3と負けに終わり、勝利へあと一歩届かない悔しいゲームとなった。しかし、先日合流したばかりのリヴァンを中心に池田や戸嵜が次々にスパイクを決めるなど、新加入選手の活躍が光っていた。
「昨季は松本で一度も勝利する姿を見せることができなかった、だから今日は何としても勝ちたかった」そう悔しさを滲ませるアーマツ・マサジェディ監督。
バレーボール日本最高峰のV1リーグも3年目となり、いよいよ結果を残したいVC長野トライデンツ。彼らの戦いは、まだ始まったばかりだ。

試合結果
10月17日(土)【AWAY】 堺ブレイザーズ 3 vs VC長野トライデンツ 1
10月18日(日)【AWAY】 堺ブレイザーズ 3 vs VC長野トライデンツ 0
10月23日(金)【HOME】 VC長野トライデンツ 2 vs ジェイテクトSTINGS 3
10月24日(土)【HOME】 VC長野トライデンツ 0 vs ジェイテクトSTINGS 3

FACE

戸嵜 嵩大 TOZAKI TAKAHIRO 【#7】
ポジション:アウトサイドヒッター
生年月日:1995/6/14
身長:191cm
体重:84kg
出身地:東京都

―VCに入団を決めるまで
東レを退団したあと、アーマツ監督から電話がきました。熱いメッセージで僕を必要としてくれ、「俺だったらお前をこうしたい」と具体的に言ってもらえたことが決め手でした。
正直セカンドキャリアも考えましたが、「まだバレーができるうちは携わっていて欲しい」という言葉が心に残り、やるんだったらVCでやりたいと思い入団を決めました。
―開幕戦を終えてみて
公式戦初の選手が3人いたのですが、あんなに堂々と戦えている姿を見てこのチームの未来を感じたし、日本人選手だけでも1セット取れたことは自信になりました。
みんな仕事しながらを言い訳にせず、それ以上にバレーを楽しんでいます。ただ、ストレッチに当てる時間が少ないと思うので、連戦が続くと怪我がちょっと心配です。
今は仕事とバレーの両立をハンデに感じているところもあるけれど、将来的には「仕事しながらでも勝てる、結果が出せる」新しい形を提案していけるのがVCなのかなと思っています。
―ここからの戦い方
細かいミスや勝負どころで決めきれないなど、1点の重さはその場だけの物じゃないし、日頃の練習から細かく修正していかないと、そのセットを取ることはできないと思います。
リヴァン選手が合流して空気が変わっていくと思うので、できるだけ早くチームを固めていきたいです。
また、負けが続いてしまうとチーム内でも分裂が起きてしまうと思うので、試合に出ていないメンバー含めみんなの意識の統一と気持ちの底上げをし、9勝以上8位以内という目標を達成していきたいと思います。
―自身の強み&役割
見方を勢いづけるプレー。ここぞという時の1本を決めたいです。
出来るだけ自分が安定したプレーをして、エース池田選手を活かす為に何が出来るか考えています。
VCは若手が多いので一つ一つの声掛けに気を付けたり、チームの軸となり精神的にも技術的にもブレない、背中で語れる選手になりたいです。
―ファンのみなさんへ
自粛期間中に、バレーがなくなっても世界的には変わらないのかな?と思って落ち込んだ時期がありました。
観に来てくれていた方、サポートしてくださっているみなさんのおかげで、僕たちはバレーが出来ていると改めて感じさせられました。
応援してください!なんて軽く言うのではなく、長いシーズンを”一緒に“ 戦っていただけると嬉しいです。