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【VC長野トライデンツ】新シーズン開幕!V1在籍4年目、昨季以上の順位へ

 日本最高峰のV1リーグで4年目を迎えたVC長野トライデンツ。10月15日に松本市総合体育館で、東レアローズとの開幕戦に臨んだ。昨季は4勝32敗の9位で、V1在籍3年目にして初めて最下位を脱出。今季の開幕戦には、さらなる活躍を待ちわびる多くのサポーターが詰めかけた。

 第1セットは序盤に森崎のクイック、中村のブロックなどで4点を先取。その後は東レに追いつかれたが、引き離されることなく一進一退の攻防を繰り広げる。22-20とリードしたところで、東レがタイムアウト。そこから5連続失点を許し、セットを先取されてしまう。
 第2セットは序盤から互角の戦いが続き、東レに連続得点を許さず。中村のサーブから5連続得点など、中盤をリードして終盤へ。さらにリヴァンへボールを集めて得点を広げると、戸嵜が連続してスパイクを決め、25-18でセットを奪い返した。


 第3セットは序盤からリードを許したが、リヴァンにボールを集めて対抗。それでも東レが着実に得点を重ね、25-16と点差が開いてこのセットを失った。第4セットも相手の勢いに苦しめられ、失点を重ねる。なんとかリヴァンや戸嵜のスパイクで意地を見せるも、点差が詰めきれない。最後は19-25でセットを落とし、1-3で敗れた。
 試合後のセレモニーで、椿芽久主将は「苦しい中でも切磋琢磨しながら、応援してくださる皆さんと一緒に成長していきたい」と話す。また、松本隆義監督代行は「前監督の方針を引き継ぎながら、新しいチャレンジをしていきたい」と抱負を語った。

 開幕戦以降も苦しい試合が続いているが、シーズンはまだ始まったばかりだ。フルタイムでの勤務後に練習をこなし、週末はコートに立つ選手たち。過酷な日々も楽しみながら、昨季以上の順位を目指す。