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【VC長野トライデンツ】FACEー池田 幸太選手ー

V1リーグ2年目の挑戦! 勝ちたい、頼られる自分へ

10月31日、11月1日と岡谷市総合体育館にて、リーグ上位のサントリーサンバーズ対VC長野トライデンツの試合が行われた。
ホームで今シーズン初勝利をあげるべく新加入選手を多く起用し、昨年とは全く違うチームとして挑んだ。

終始リードするサントリーに対し、池田、戸嵜、リヴァンの攻撃で粘りを見せ喰らいつくも、最後はスパイクを決められ思うようなゲームをさせてもらえなかった。
それでも全員で気持ちを持って挑んだ終盤は、ともに安定したサーブレシーブから1点を争う展開に。
リヴァンのスパイク、中村、戸嵜のブロックで応戦するもまだまだ要所でのミスでの失点など質の差が目立つ。

そんな中、希望が見えた2日目。
リヴァン、戸嵜のスパイクで序盤からリードするとさらに中村、森﨑のスパイクが決まり更にリードを広げる。
サントリーに追い上げられるも、中村、池田のスパイクが決まり第3セットを手にした。

このまま波に乗りたいVC長野だったが、強敵相手に1-3と未だ勝利には手が届かなかった。
「勝負所でのメンタルやスキルをもっと身につけ、諦めず勝ちにいきたい。」そう前を向くアーマツ・マサジェディ監督。
何度でも立ち上がり、挑戦し続ける彼らは上位相手にも果敢に勝負し、勇気と感動を与えてくれるだろう。

―試合結果―
10月31日(土)HOME
vs サントリーサンバーズ ●0-3
11月1日(日)HOME
vs サントリーサンバーズ ●1-3
11月7日(土)AWAY
vs ウルフドッグス名古屋 ●1-3
11月8日(日)AWAY
vs ウルフドッグス名古屋 ●0-3
11月14日(土)AWAY
vs JTサンダーズ広島 ●2-3
11月15日(日)AWAY
vs JTサンダーズ広島 ●1-3

FACE

池田 幸太 IKEDA KOTA 【#9】
ポジション:アウトサイドヒッター
生年月日:1997年2月8日
身長/体重:180cm/73kg
出身地:鹿児島県

―V1リーグ2年目を迎えてみて
憧れていたV1の世界は、今までの大会と全く違いました。
高さ、サーブの速さ、スパイクの精度、いいコースを打っても決まらないというのが普通にありました。
1年目はがむしゃらに楽しもうと挑んでいましたが、2年目からは新人5名の加入など楽しむだけではなく、チームを盛り上げつつ自分が引っ張っていく立場なんだと考えています。
今年は環境が変わり、観客人数の制限や無観客試合など不便なところがたくさんあるなと感じました。
そんな中でも応援してくださる方がいて素直に嬉しいですし、感謝しています。
―VCの良いところ
まだセカンドライフが充実しているスポーツではないので、仕事しつつバレーもできるっていうのは将来的に強みになるのかなと思っています。
チーム内の環境も良く、年功序列がないので新人がアドバイスをくれたり自分も声掛けするし、コミュニケーションはよく取れています。
また、選手とファンの距離が近いところもVCならではなのかな。
―自身の強み&役割
時分は跳躍力が強みなので、それを活かしたバックアタックが得意です。
みんなが繋いでくれたボールを、最後に決めるのが僕の役割だと思っています。
1年目からエースと呼んでいただき、とても嬉しいのですがプレッシャーはあります。
競った場面でしっかり決めきる大事なポジションになり、任せられたからにはチームを勝利に導きたいと思っています。
―ここからの戦い方
開幕戦以降リヴァン選手が合流し、チームとしても個人としても助かっています。
人柄がよく、コミュニケーションが取りづらい中でも笑顔で接してくれ、試合中イライラしているだろうなという場面も態度に出さず、周囲を盛り上げる姿はチームの支えになっています。
今季は内容的に悪くない試合も多く上位チームにもフルセット取ることができ、これは1つの大きな糧として今後の試合はもっと喰らいついていきたいです。
まずレシーブを繋いで、しっかり決める。
当たり前のようですけど、大切なことだと思っています。
チームとして「9勝8位以内」という目標があるので、それを言葉だけで終わらせず実現できるように戦っていきたいです。
―ファンのみなさんへ
今季は声を出しての応援や選手と接する時間がなくなってしまいましたが、応援してくださりとても感謝しています。
そんな温かいファンのために少しでも多くいい試合と勝利が届けられるように頑張りたいです。
また、試合の入場前に流れるプロモーションビデオは必ず見ています。
頑張れ!という声が力になります。