期待の星

【深瀬 舜太さん:バスケットボール】プレーも身体も成長期 強いビッグマンを目指して

今年4月から中学生になったばかりの深瀬舜太くんは、心身ともに伸び盛り。167cmの長身で、「シュートには自信がある」と胸を張る。フォームを褒められてから自信がついたといい、「苦手なドリブルもうまくなれるようがんばりたい」とうなずいた。
 バスケを始めたのは小学2年生。S.Basketball.Club(S.B.C)には5年生の頃から所属し、学年や性別に関係なく教え合える環境が肌に合っているという。「ミニバスの時から、先輩にも後輩にも自分から話しかけていくタイプ」と母・歩さん。持ち前のコミュニケーション能力を活かし、分からないことは仲間同士で声をかけながら切磋琢磨している。
 今の課題はフィジカルの強さだといい、「自分より大きい選手にも当たり負けしないようになりたい」と力を込める。憧れの選手はジョシュ・ホーキンソン。長身を生かして積極的にリバウンドを取りに行く姿に「自分もゴール下では誰にも負けたくない」と思い、最近では帰宅後にも筋トレに励むのだという。
 「苦手なことにチャレンジして、できた時の喜びを感じてほしい」と歩さん。「達成感を強みにして、もっとバスケを好きになってくれたら」。母の願いを背に、強くたくましく成長は続く。

取材・撮影/佐藤春香