地域スポーツ

【女子ミニバス“西部グリーンスパンキーズ”】合言葉は県1位!

女子ミニバスケットボールの「西部グリーンスパンキーズ」(松本市)が、「県1位」を合言葉に精力的な活動を続けている。一昨年の11月には第1回長野県U12選手権を制覇。今季のメンバーも先輩の実績に肩を並べて超えられるよう、日々トレーニングに打ち込んでいる。

 松本市と波田町の合併に伴い、波田と梓川の2チームが合併して誕生したチーム。2020年度にクラブチーム化したのを機に「松本西部クラブ」から改称し、現在は小学3年生~6年生までの27人が在籍している。
 年齢や学年にかかわらず、入団したその日から同じメニューの練習でスタート。体育館でのランニングから、細かくドリブルする往復練習。シュート練習になると身長の小さい子たちが大きなボールを懸命に運び、ゴールに向かってシュートを放つ。誰が指示をすることもなく、子どもたちが率先して次のセッションへとスムーズに移ってゆく。


 小学校低学年と高学年を比べると、体格差などからスキルセットにも大きな違いが生じる。そのため練習では上の年代が下の年代の面倒を見て、下の年代は先輩を見習う。こうした相互作用でスキルアップする様子がうかがえる。アシスタントコーチ(AC)の大橋秀美さんは「年代問わず同じ練習をすることで、それぞれにやる気が出てくるんです」と説明する。
 練習は基本的に平日水曜・木曜の夜2時間、週末の土日に半日~1日。県内有数の実績を持つチームであるため、コロナ禍以前は遠征も頻繁に行われていた。「現状では短縮された活動時間の中で、質の良い練習を行うことに重きを置いています」と大橋AC。

 チームは全国につながる11月の長野県U12選手権をターゲットとしながら、1年間の活動を続ける。それまでの間、ローカル大会や練習試合に参加して完成度を高めていく。無事に開催されれば、6年生にとっては最後となる大舞台。合言葉でありチーム目標の「県1位」に向けて、全員バスケで挑む。

キャプテン 小澤 舞子さん(おざわ・まいこ) 6年生/ガード

小学1年からバスケを始めて、3年生から西部グリーンスパンキーズに通っています。プレーがうまくいったり、チームメイトと話したりする時がとても楽しいです!試合などで、自分が運んで出したパスで仲間がシュートを決めた時に達成感があります。県大会では1位を目指します!

[お問い合わせ]
080-9435-2015(代表 小澤)

取材・撮影/生田和徳