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【ボアルース長野】2020-21シーズン ホーム最終節

今季最後のホームゲーム。「F1定着」に向け、苦しい中での奮闘と成長

フットサル最高峰の舞台「Fリーグ」で戦うボアルース長野。今季は多数の新加入選手を加え、アウェイで2勝したものの未だホームで勝利を飾ることが出来なかった。

1月16日、ことぶきアリーナ千曲にてバルドラール浦安との対戦があった。残留をかけてY.S.C.C横浜と勝ち点を1点差で争っており、何としても勝利が欲しい長野。開始2分有江のシュートで先制。続く坂井の追加点が決まり、前半を2-1で折り返した。このまま勢いに乗りたい長野だったが、後半浦安に連続で得点を決められ、3-4で敗北。荒牧の華麗なボレーなど各々にスーパープレーが見れたが、勝利には一歩及ばなかった。


続く20日は、今季もトップ立つ名古屋オーシャンズとの対戦。ホーム最終節とあり、平日のナイトゲームにもかかわらず多くのサポーターが会場に駆け付けた。 “Fリーグ絶対王者”相手に、セットプレーを中心に食らいつく長野。試合は1点を争う白熱したものだったが3-4で敗戦、勝ち点0。格上相手にリードする場面もあり、全員で戦う姿勢は大きな成長を見せた。


ホーム最終節を終え西巻主将は、「今季は先制点を取ったりリードも奪えるようになり、チームは成長し自信になった。」と振り返り、またサポーターに対し「応援が制限された中でも思いは伝わってきました。僕らの力になり、ホーム戦は特別だなと思えました。」と感謝を述べた。続けて横澤監督は、「フットサルというスポーツを通して、喜怒哀楽を共有し夢や希望を持って、みんなで立ち向かいたい。地域を守れる存在になり、勝っても負けても愛されるクラブになりたい。」と語ってくれた。


1月31日現在、12チーム中12位と最下位。11位のY.S.C.C横浜に勝ち点こそ並ぶが、得失点差で順位を落としてしまう。残留争いから抜け出すにはどうしても「勝利」が絶対条件だ。フットサルに人生を掛け、全力で勝利を掴もうとする彼らの戦いはまだ終わっていない。チームの目標である「F1定着」を達成するために自分たちを信じ、最後まで走りぬいてくれるだろう。