地域スポーツ

【サンクラブ安曇野】チャンピオンシップ2021冬

トップ選手と交流することで、モチベーションへ繋げて欲しい

「僕自身がこのクラブの出身なんですが、振り返ると時々水泳へのモチベーションが落ちてしまうことがあったんです」そう語るのはサンクラブ安曇野の新井泰憲代表。2月21日、サンクラブ安曇野では水泳を頑張る子供達の為に“第1回サンクラブ安曇野チャンピオンシップ2021冬”と名付けたイベントが行われた。「普段接する事のないジュニアクラスや育成クラス、本格的に水泳を学ぶ選手コースの子供達が交流のきっかけになってもらえたら嬉しいです。遠い存在のお兄さんお姉さんではなく、自身の将来像とも重ねて身近な憧れの存在だと感じて欲しい」とイベント開催のきっかけを話した。

今回の参加者は約80名。新型コロナウイルス対策のため、人数制限を設け中級以上の子供達を対象にしたイベントとなった。「運営に不安もあったが、子供達の顔が本当に明るくて開催して良かったなと思います。子供達同士で助け合って楽しんでいる姿を見られたことは、僕にとっても本当に大きい」と、新井代表。今後は「年に3回はこの様な機会を設けていきたい」と、これからの展望を嬉しそうに話していた。


子供たちは2組のグループに分かれて、プールの中で玉入れやジュース拾い、各種対抗リレーなどを行った。選手コースのお兄さんお姉さんが、ジュニアコースの小さな子供達を気遣う場面も見られ、アットホームな雰囲気の中でクラブ初の試みを楽しんでいる様子だった。各チームの応援は声を出すことはできない代わりに、メガホンを叩きながら自チームの選手を一生懸命後押し。スタッフ陣もその生き生きとした様子をカメラに収めるなど、終始笑顔が絶えなかった。

選手コースの斉藤沙雪(さいとう さゆき)さんは「普段はあまり他コースのみんなと触れ合う機会が少ないので、今日は楽しかったです」と話し、田中希波(たなか ののは)さんは「違うコースの子供達と接することができ、仲良くなれたし色んなゲームを経験出来て嬉しかったです」とそれぞれに感想を述べた。年齢や学年を問わずチームに分かれ戦うことで、仲間意識が強まり絆も深まったことだろう。