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【やまびこバスターズ・中学生チーム】              不撓不屈の精神で挑む

アイスホッケー・やまびこバスターズの中学生チームが掲げる今季のチームテーマは、「不撓不屈~掴め優勝~」。どんな困難に出合ってもくじけることなく優勝へ向かって突き進む。そのテーマ通り、8月に山梨県の小瀬で開催された令和7年度第25回ジュニアサマーカップで、4チームが参加する中、全勝優勝を飾った。

 1999年に発足し、今年で26年目を迎えた「やまびこバスターズ」。長野県内だけでなく山梨県からもメンバーが集い、現在は中学3年生7人、1年生5人の計12人で活動する。試合へは上越チームと合同チームを組み、やまびこ上越合同チームとして臨んでいる。
 鶴巻雄介監督は「時間を守る、挨拶をする、感謝の気持ちを持つ。競技以前の人としての部分もしっかりしてほしい」と言い、年度初めには選手との個人面談も実施するなど、人間形成を重視した指導を実践する。

 その教えは選手たちにも浸透している。3年生のオルタネートキャプテンの岩田優は「自分たちがアイスホッケーをできているのは、保護者の方や審判、リンクに携わってくださっている方々など、いろいろな人のおかげだと感じている」と感謝の言葉を口にする。
 今シーズンのチームについて、鶴巻監督は「3年生にフォワードとディフェンスとゴーリーで中心となる男子選手がいて、女子も相手が男子でも怯まずにガンガンいけるガッツのある子たちがそろっている。精神的にも安定していて、逆境にも強い」と評価する。さらに、2年生がいないながらも「1年生はホッケーセンスのある子が多い。1年生の成長がチームにとって力になる」と期待を寄せる。
 プレーでは「しっかりとつないでチームで勝つ」ことを重んじる。キャプテンの黒﨑漣志は「個人ではなくて、パスをつないでシュートを決める。チームプレーで点を取れた時が一番楽しい」と競技への想いを語る。オルタネートキャプテンの十河恵麻は、競技経験を通して「味方、対戦相手問わず、相手をよく知ろうとする事からプレーが始まると学んだ」と振り返る。

 しかし、シーズンのスタートは順調ではなかった。5月の第21回江戸川区長杯ジュニア大会では「昨シーズンは優勝したが、今年は全敗してしまった」と肩を落とす黒﨑キャプテン。それでも「シーズン初めに全敗したことで、悔しい気持ちが芽生え、このチームで勝ちたいという気持ちがより強くなった」と意気込む。
 その言葉通り、8月のジュニアサマーカップで全勝優勝。9月の第16回アクアカップジュニア大会でも強豪相手に一歩も引かない強い姿勢で接戦を制し、6チーム中3位の好成績を残した。
 今シーズンも残りあとわずか。「不撓不屈」の精神で優勝を目指す。

【キャプテン 黒﨑漣志 さん】
チーム優勝を目指すのはもちろんですが、基礎練習を怠らず、誰も手を抜くことなく、周りを見てプレーをすることの大切さを下の年代に伝えることがキャプテンとしての役割だと感じています。高校、大学でもアイスホッケーを続けていきたいです。

【オルタネートキャプテン 十河恵麻 さん】
3年生になり、個人で遠征に参加し、各地にアイスホッケーでの知り合いが増えたことが自信になりました。今後参加する大会では、敵味方問わず楽しくコミュニケーションを取るのが目標です。将来は、プレーを続けていける環境を見つけていきたいと思っています。

【オルタネートキャプテン 岩田優 さん】
心が折れそうになった時も、チームメイトや親からの励ましで続けることができました。そのおかげで忍耐力が付き、勉強などにも役立っていると思います。自分は今年がラストシーズンになりますが、チームのみんなと良い形で終えられるように頑張ります。

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取材・撮影/児玉さつき