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熱い戦いを繰り広げるウォリアーズに注目!! 【三井 順MC】


長野県出身。フリーランスナレーター。
信州ブレイブウォリアーズが発足した2011-12シーズンよりチームMCを担当し、2023-24シーズンで13期目。他にもFリーグボアルース長野専属アリーナDJ、Vリーグルートインホテルズブリリアントアリーズ会MCなどを担当し、スポーツMC経験豊富。信越放送のショッピングパーソナリティー、SBCラジオ番組コーナー「スポーツ・オン・ザ・レディオ」メインパーソナリティも務める。

来シーズンはB2リーグを戦う信州ブレイブウォリアーズ。続々と新体制が明らかになり、引き続き三井順さんがチームMCを務めることが発表されました。来季で通算14年目、どんな思いでホワイトリングを盛り上げているのでしょうか。

——アリーナMCとは、どんな役割ですか?
 最近SNSですごく良い言葉を見たんですよ。「ホワイトリングでは三井さんがリプレイビジョンだから」と。「なぜ今、止まったのか」をちゃんと説明したり、初めて来た人にルールを分かりやすく伝えたり。あとは雰囲気作りですね。僕自身が夢中になっている姿を見せることでお客さんが声を出しやすくすることです。

——ブースターから三井MCへの熱烈なファンコールも耳にします。
 そんな特別な存在ではないですよ。とはいえもう14年目になるので、他の会場で「信州のMCさん、良い人だよね」と自慢してもらえるようになりたいですね。

——これまで続けてきて、心境や表現の変化などはありましたか?
 スタイルは変えた部分があります。1年目の戸倉体育館でやっていた頃は地声で、声を潰しながら「これも俺のスタイルだな」なんて思っていました。ところがチームが強くなってくると、僕が鼓舞しなくてもブースターはさんざん声を出してくれるんですよ。なので「ここぞ」という時だけで十分だと思うようになって、会場の雰囲気作りのほうに力を注ぐようになりました。具体的には、場面に応じて声色を使い分けるなどですね。

——昨シーズンは入場者数も大幅に増加しましたが、盛り上げるために工夫されたことは?
 うちは日本一のブースターなので工夫しなくてもいいんですよ。声を出しやすくするとか、タイミングを取るなどの役割はありますが、皆さん全力で声を出しますので、僕は今本当に何もする必要がないです(笑)。コロナの時期は「手拍子ですよ」と言ったら手のひらが内出血するほど叩いてくれましたね。

——来季のチームに期待することは?
 いずれBプレミアで日本一を目指すために、長い目で見たら一度降格しても、さらに大きな伸び幅で上に行けばいいんです。そのための準備をする一年になればいいと思います。来季のB2は楽に勝てるチームは一つもないので、どの試合もハラハラドキドキで面白い展開になるはずですし、それをうまく盛り上げていきたいです。

——ホワイトリングへ来てくださる皆さんにメッセージをお願いします。
 僕の持論なんですが、3ポイントシュートの「速さ」は上手下手も男女も関係なく、皆ほとんど同じなんです。指を離れた瞬間から網に収まるまでの数秒間、その高揚をぜひ一緒に楽しみましょう。

取材・撮影/佐藤春香

(撮影日:2024年5月11日 ブースター感謝祭)