期待の星

【渡辺遥久くん:剣道】      辛さに耐えた努力が結実     今年度2連覇を目指す!

今年2月に開催した第52回塩尻市少年柔剣道大会 小学3・4年生の部に小学3年生で出場した渡辺遥久くん。学年が上の剣士にも物怖じすることなく挑み、みごと優勝を勝ち取った。さらに3月20日に行われた島内剣道教室主催の会長杯でも低学年の部で優勝を飾るなど、剣道を始めて約2年が経ち、めきめきと力を伸ばしている。
 好きなアニメのキャラクターに憧れて剣道を始めた遥久くん。冬の寒さや打ち込まれた時の痛みで涙を見せることもあったと言うが、母の有希さんは「辛いことにも耐えて練習を続けたことで粘り強さが身につき、体も強くなったように思います」と、たくましくなった息子の成長に目を見張る。遥久くん自身も「辛いこともあったけど、剣道が好きだから続けて来られた。一本が取れた時はとっても嬉しい!」と競技への想いを満面の笑みで話してくれた。
 3月9日、島内剣道教室Aチームとして出場した第37回塩尻市剣道錬成大会の団体戦。第3位と健闘したが、6年生を相手に剣を交えた一戦で悔し涙を流した遥久くん。その経験から「もっと頑張ろうという気持ちになった」と前を向き、現在の目標は来年の塩尻市少年剣道大会でも優勝し、2連覇を達成すること。さらに高学年になったら県大会でも優勝したいと意気込んでいる。

【渡辺 遥久(わたなべ はるく)】
年齢:9歳(小学4年生)
生年月日:2015年7月12日
所属:島内剣道教室

取材・撮影/児玉さつき