期待の星

【小湊咲絵さん・小澤佑輔さん:スケート】辛い寒さに耐えて懸命に 努力の先にある成長を実感

昨年12月8日開催の第29回やまびこカップスピードスケート競技会で今シーズンをスタートした。自分自身の目標に向かって懸命に駆け抜けることができた小湊咲絵さんと小澤佑輔さん。また2月9日の長野県ジュニアスピードスケート競技会長野大会では、それぞれ自己ベストを更新した。
 岡谷スケートクラブで指導にあたる父・小湊勇樹コーチの影響でスケートを始めた咲絵さんと、2018年平昌で行われた冬季五輪「女子500m」で金メダルに輝いた小平奈緒選手を見て、カッコいいと思ったことがきっかけという佑輔さん。
 冬場に氷上で行うスピードスケートは「とにかく寒さが辛い」と口をそろえる2人。しかし、「そんな環境でも努力を続けてきたことで根性がついた」と咲絵さん、佑輔さんも「辛い中でも頑張れた自分がいて、その頑張りがタイムに反映されると自信になる」と胸を張る。クラブでは、オフシーズンにも陸上トレーニングや栄養指導を実施。そのおかげで、咲絵さんは小学6年生女子の平均が約50回のシャトルランで「以前は50~60回だったが90回以上できるようになりました」と話し、佑輔さんも「足が速くなったし、栄養面にも気を配るようになりました」と成長を実感する。
 4月からはいよいよ中学生。「中学では長距離も増えるので、それも含めて検討したい」と笑顔を見せる咲絵さん、佑輔さんは「五輪出場を目指し、中学でも頑張りたい」と力強く語ってくれた。

【小湊 咲絵(こみなとさえ)小澤 佑輔(おざわゆうすけ )】
年齢:12歳(小学6年生)
生年月日:2012年11月15日/2012年7月8日
所属:岡谷スケートクラブ

取材・撮影/児玉さつき