期待の星

【児玉 紗和子さん/スピードスケート】コーナーワークの技術を磨き 自己ベストを目指す

「私にとってスケートは、生活を豊かにしてくれる存在」と児玉紗和子さん。「勉強との両立で大変な時もあるけれど、スケートをすると気持ちがスッキリして、前向きになれます」と、想いを話してくれた。父親に連れられ、幼稚園からスピードスケートをはじめ、小学2年生で岡谷市民大会に初出場した。翌シーズンには岡谷市が運営するスケート教室の初心者コースへ。そして、より技術を磨くため現在は岡谷スケートクラブに在籍している。
 クラブで指導にあたるのは稲葉英樹・稲葉恵美両コーチ。「指導したことをすぐに実践したり、チームメートのいいところを真似したりと1つ1つ丁寧に取り組んでいる。苦手なことも諦めずにチャレンジしていく姿勢がとてもいい。その結果として、この2年で吸収したことが技術面の向上として表われてきている。今後の課題は、コーナーワークができるようになってきたので、怖がらず、連続して行うこと。そして、今シーズンからスラップスケートを履くので、早めにマスターし、自己ベストを更新してほしい」とアドバイスを送る。紗和子さん自身も、「もっと重心を下げ、コーナーを怖がらずに連続して行い、コーナーワークをリズムよくできるようになること」を技術面での目標としている。また昨シーズン、500mで23秒以上縮めた自己ベストをさらに更新したいと意気込みをみせる。


児玉 紗和子(こだま さわこ)
小学6年生:11歳
生年月日:2011年11月8日
所属:岡谷スケートクラブ

取材・撮影/児玉さつき