兄の野球を見に行った時にコーチから声を掛けられたことがきっかけで、小学1年生から野球を始めた佐々木結菜さん。その時は特に興味はなかったというが、「今は一生懸命練習をしていて、本当に野球が好きなんだなと思います」と両親も目を細める。
特に印象に残っている大会は、菅野ツインズが今シーズン初優勝を飾った、7月開催の第17回芳川南商工会杯争奪少年軟式野球大会。「優勝したことはもちろんですが、それまでなかなか勝てなかったチームに準決勝で勝てたことが嬉しかった」と笑顔を見せる。6年間続けてきた野球について「初めはあまり友達がいなくて1人でいることが多かったけれど、少しずつみんなと話せるようになった。今では仲間と一緒にプレーすることが1番の楽しさだと感じています」と振り返る。また、4年生の頃からピッチャーとしてマウンドに立ち、「仲間が守ってくれると信じているから思いっきり投げられる。みんなと協力していいプレーができた時に達成感を感じます」とチームへの想いを明かす。
今シーズンはC.ガールズでキャプテンを務め、選抜チーム・松本ライオンズの一員として県外の試合にも出場。それらが良い経験となったという結菜さん。「中学生になってからも野球を続け、将来はプロ野球選手になりたいです」と目を輝かせていた。
【佐々木 結菜(ささき ゆいな)】
年齢:12歳(小学6年生)
生年月日:2012年6月30日
所属:菅野ツインズ
取材・撮影/児玉さつき