小学1年生で空手を始めた丸山新くん。その翌年には第20回県小学生空手道選手権大会の小学2年生の形で3位となり、第22回全日本少年少女空手道選手権大会に出場。同年秋の笹川杯第17回北信越大会では形で4位を獲得、第2回全日本少年少女空手道選抜大会へ出場した。さらに小学3年生となった昨年は、第21回県選手権大会の形で準優勝、第18回北信越大会の形で優勝を果たし、それぞれ全国大会へ駒を進めた。
着実に力を付けている新くんの強みは、「自分の課題に対して真面目に取り組む姿勢と、勝負にストイックなところ」と櫻井功会長。道場では、選手自身の自立を目指し、自分で考えて行動することを促す。新くんも、試合への目標設定はもちろん、「試合後にはできなかったこと、足りなかったところを振り返り、そこを練習で直し、次の大会では完璧にできるように心がけています」と、自ら見つけた課題の克服を目指し、稽古に打ち込んでいる。
そんな日々の練習の成果もあり、今年5月に開催された第22回県選手権大会では、小学4年生の形で見事優勝を飾り、8月に開催される第24回全日本大会への出場権を手に入れた。「昨年は3回戦で敗退し、とても悔しかった」という新くん。「今年は3位以内に入り、メダルを獲得したい!」と力を込める。
取材・撮影/児玉さつき