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【フォルツァ サッカースクール】切磋琢磨できる環境を整え    個人スキルの向上を目指す!

「1対1で絶対に負けない」を掲げ、強い個を育成してチーム力向上を目指すフォルツァ松本ジュニア。2023年シーズンには第47回全日本Uー12選手権県大会で7度目の優勝を果たし、2024年シーズンも県リーグで準優勝の座を勝ち取った。

 そのフォルツァ松本が運営する「フォルツァ サッカースクール」は、4月から火・木曜の週2回開催に拡充。フォルツァ松本ジュニアチームの山添誠監督とジュニアユースの新村大介コーチを含む4人のコーチが指導にあたる。
 練習は1~4年生が18時30分から、5・6年生が19時30分からの2部制で、塩尻北IC近くの吉田西防災コミュニティセンター内体育館で実施される。「季節に関係なく屋内で行うため、たとえ雨や雪が降っても休みになることはない」と山添監督は話す。

 スクール生はフォルツァ松本に所属する選手のほか、外部チームからも参加可能。辰野や安曇野など、塩尻や松本以外からの参加者も多いという。古畑恵翔は外部チームから参加する一人で、友人に誘われて約3カ月前から通い始めた。「ドリブル練習や1対1などの練習を通して、ドリブルのタッチが細かくできるようになり、試合でも生かせている」と成長を実感している。

 1年生からフォルツァ松本に所属する田村友莉は、「フォルツァ松本の中でも上手な子がスクールに通っていたので、自分ももっと上手になりたい」と小学3年生から通い始めた。「うまくなったのはもちろん、意識も高まった」と笑顔を見せる。
 練習ではボールコントロールやボールフィーリングを磨くリフティング、実戦的な対人練習を取り入れながら技術向上を目指す。月1回は別会場でゲームを実施し、成長した技術を試す機会を設けている。リフティング練習では毎週回数をカウントし、1年間のチャンピオンを決めるなど、切磋琢磨できる工夫もこらした。

 「他のチームよりも個人スキルを磨く練習が多い」と山添監督も認めるフォルツァ松本だが、スクールはより特化しており、「クラブの練習ではやらないメニューもあるので、より集中して個人スキルを磨くことができて上達につながっている」と田村は語る。意識の高い選手たちにとって、理想的な練習の場となっている。


【小学5年生 田村友莉 くん】
ドリブルやリフティング練習のほかに、1対1などもあるので、動きも良くなり、試合で使える技を身につけることができています。ただ、スピードはまだ自信がないので、練習でさらに技術を磨いて、ドリブルを意識しながらスピードも上げられるように頑張ります。


【監督 山添誠 さん】
個人の技術向上に特化したサッカースクールです。より多くボールに触れることがスキルアップにつながると考えますが、低学年の子どもたちはボールに触れることもそうですが、体の動かし方を身につけることから指導するように心掛けています。

■スクール会場:吉田西防災コミュニティセンター内体育館
■時間:1〜4年生18:30~19:45 / 5・6年生19:30~20:45
※体験、入会のお問い合わせは以下のメールアドレスまで
forza.matsumoto.fc@gmail.com

取材/児玉さつき
撮影/鶴見由加里