宮田村を拠点に活動する少年野球チーム「ベースボールキングス」は、令和6年12月1日に発足した。チームを立ち上げた清水勇佑監督、浦野賢コーチ、宮脇正浩コーチは、子どもたちがのびのびと野球に打ち込める環境をつくりたかったと話す。清水監督は、自身も野球を続けてきた経験を持ち、息子が野球に取り組む姿を見ながら、新しい受け皿の必要性を感じてチーム結成に踏み切ったという。発足当初はわずか6人。試合をするには9人必要な中で選手集めや資金面など、ゼロからのスタートは決して簡単ではなかった。

そんな中で大きな力になったのが、SNSでの発信だった。インスタグラムを通じて活動の様子やチームの雰囲気が広がり、少しずつ仲間が増えていった。現在は20人規模まで成長。清水監督は「見てくれている人には、チームの良さが伝わっていると思う」と手応えを口にする。チーム名に込めたのは、「野球だけでなく、礼儀やあいさつ、日々の姿勢も含めて一番を目指したい」という願い。その思いは、子どもたちへの指導にもまっすぐにつながっている。

監督が大切にしている言葉は「元気、勇気、感謝」。元気よく外で体を動かし、勇気を持って挑戦し、野球ができる環境や支えてくれる人たちへの感謝を忘れないこと。技術を磨くだけでなく、人として成長してほしいという願いがにじむ。背番号の授与でも、ただ番号を渡すのではなく、一人ひとりと向き合い、その子の思いや役割を丁寧に伝えてきた。子どもたちの変化は、ふとした瞬間に表れる。これまで声が出なかった選手が急に大きな声を出したり、話を聞く姿勢が変わったり。そうした小さな成長の積み重ねこそが、清水監督にとって何よりの喜びだ。


キャプテンの宮脇大和くんは父の影響で野球を始め、今はキャプテンとして仲間をまとめる立場を担う。「このチームを引っ張っていくキャプテンとして頑張ろうと思った」と話す表情には、責任感がにじむ。ベースボールキングスの強みを尋ねると、「元気なところ」と言い、試合で勝つためにみんなで大切にしているのは声出しで、声が出ればチームが盛り上がり、士気も上がる。いいプレーにはしっかり「ナイスプレー」と声をかけ、チームの雰囲気を高めることを意識しているという。
清水監督は、小学校で終わるのではなく、中学、高校、その先まで野球を続ける子が増えてほしいと願っている。ベースボールキングスが目指しているのは、勝利だけではない。野球を通じて子どもたちの未来を広げ、この地域に長く根付くチームになること。その挑戦は、宮田村から着実に歩みを進めている。

【キャプテン 宮脇大和 くん】
ベースボールキングスは仲が良くて、元気はつらつなチームです。キャプテンとして、みんなの気持ちが下がらないように声をかけることを大事にしています。目標は全国大会出場。自分自身も捕手として投手をしっかりリードできるようになって、もっと成長したいです。

【監督 清水勇佑 さん】
子どもたちには、野球を通して「元気、勇気、感謝」を身につけてほしいと思っています。うまくなることはもちろん大切ですが、それ以上に挑戦する気持ちや、人への感謝を忘れずに成長してほしい。このチームを宮田村に根付かせ、10年、20年と続く存在にしていきたいです。

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